iPadマニアの教育現場奮闘記

突如教育現場でICT指導員として働くことになったiPadマニアが手探りでiPadの教育現場における活用法を発見していく様を綴ったブログです。

先生に面白さを知ってもらう!

授業で使う先生にiPadは面白いと思って頂く事が大事だと思い早速校内営業をしだしました。

営業ツールを整理し揃えました。

・業務効率化につながるiPadの使い方
・教科別iPadアプリ
iPad活用教科別事例

この3つの営業ツールを持って校内営業をしだしました。
まず先生が使ってみたいと思わせなければ授業でiPadは活用されません。
使う側のやる気を引き出すための仕掛けが重要なんだと早速動き出しました。

(今日のポイント):使う側のやる気を引き出す!

(今日のアプリ) iPadのカメラを使用したスキャナーアプリ/応用範囲が広い!

INTSIG Information Co.,Ltd「CamScanner HD」

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校内営業セールスマン

僕の学校の席は職員室にはない。

先生方を指導する指導教官の方々と同じ部屋にある。

そこには副校長先生とお二人のベテラン指導教官のお席がある。ベテラン指導教官の方々は週半分の出勤なのでその部屋には僕一人でいる事が多い。ワンルームぐらいの部屋で僕は一人で自分のミッションを考えてた。着任にあたって与えられたミッションは下記の通り....

 

<僕に与えられたミッション>

・先生方にICT知識を身につけてもらう

・学校のiPad22台を使用したICT授業の実現

 

僕にはミッション以外特に決まった日々の業務はない。友人からは楽でいいなあと言われたが案外それが楽じゃない。それが初日で身にしみて分かった。人からあれやってこれを売れと指示されて仕事する方がある意味楽なのだ。無駄に時間が流れていく。

『自分で仕事を作っていかないとここでの存在価値がない!』と思い行動することにした。校内営業を開始した。

 

学校内の探索を兼ねて授業中の学内を徘徊する。授業をしている学校の廊下を歩くなんて何十年ぶりかなと思いうろつく。窓越しに児童が珍しいものを見るように廊下を歩く僕を見て隣の席の児童に何か話しかける。妙に恥ずかしい。やっと児童のいない教室で採点している先生を発見したので教室に飛び込んだ。こういう時、営業やっていた時のお店に飛び込んでた経験が役に立つ。先生の貴重な時間を割いていただき色々聞かせていただいた。

 

<先生のご意見>

1)ICTを実際自分の授業にどのように活用したらいいか分からない

2)新しい取り組みを考えて準備する時間がなかなか取れない

3)PCはWindowsで主にWordを使用しExcelを使用する先生は少ない

4)iPad等のタブレットに詳しい先生がいない。スマホに詳しくない人も多い

5)何から始めていいのか正直分からない

6)学校の支援で大半の先生はiPadを所有しているが使っている人を見たことがない

 

予想していた通り...少し予想を上回る内容でした。特に2)の時間がなかなか取れないのは切実な問題でした。先生方は本当に忙しいのだ。ギリギリの人数で日常業務をこなしている。また1人で多くの児童の相手をされている。

 

(先生の1日)

・出勤 7:30 (児童のフォロー)

・職員朝礼 8:20

・授業 8:45〜15:00

・掃除・終礼・下校引率 16:00すぎまで

・職員終礼 16:20〜

・職員終礼後 児童個別対応・教科研修・翌日の準備 等々

・退勤 20時 (校舎が閉まるのでこれ以上は残業できない)

 

この状況で先生方に児童の学習に有益なICT活用をしてもらうにはまずこの3つの活動から始めていかなくては思いました。

 

<ICT普及作戦 第一段階>

1)ICTを活用するメリットを先生方に理解してもらう

2)ICTによる先生方の業務効率化

3)先生にiPadの面白さを知ってもらう

 

コンサルタントの仕事に不安を感じてましたが今までしてきた営業の仕事と同じじゃないかと思え心が少し楽になりました。

 

<今日のポイント>

・まず聞いてみる

・先生は忙しい

・コンサルは営業と同じ?

 

<今日のアプリ>

「ミラカメラ-無料 (マナー・写真・ビデオ・タイマー・ 連写・マニュアル・正方形)」
https://appsto.re/jp/jMpv0.i

 

無料カメラアプリ・有料版もあり

用途:無音でカメラシャッター・動画録画開始でできる。

   児童の気をそらさないために授業風景撮影やイベント撮影時に使用。

面白いものでiPhoneで撮影していると人はカメラを意識しますがiPadで撮影しているとそれほどカメラで撮影していると意識しないようで自然な姿を捉えやすいと思います。

 

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iPad教育戦線に異常あり!進路不明

2014年10月

さあ どこから何に手をつけていこうか?

部屋の隅っこのお誕生日席でiPadを前に僕は腕を組んで悩んでいた。

 

スカウトという形で縁あって私立小学校でiPadコンサルタント/指導員として働くことになっての初日のことでした。教育関連で少し働いた経験はあリましたが本格的に働くのは初めての事でした。普段聞き慣れない小学生達の元気な声が少し離れたところから聞こえてくる部屋の中で一人で考えてました。

 

「どうしていこう?」

 

先生方の前で自己紹介の挨拶をさせていただき先生方のリアクションを肌で感じ思いました。先生方はこの突然現れた教員免許も持たないiPadマニアにどう接していったらいいか戸惑っているのが分かりました。(そりゃそうだよな....)

 

「こりゃ 社内営業,いや学校だから校内営業していくしかないな。お客さんの現状把握とニーズを聞き出していこう」と心を決めた時に下校を知らせるチャイムが大音響で鳴り響きびっくりして飛び上がった。

 

<今日のセルフチェック>

  • 現状把握
  • ニーズを探る

 

<今日のおすすめアプリ>

 Leo Rivas-Micoud「メモれる電卓 FusionCalc2」

https://appsto.re/jp/dmjGP.i

*有料版もあり  *タブレットで使いごごち最高の電卓アプリです

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